ヒラキ ナオル

日々全出 アニッチャー 

補間力

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現在の日本はいかなるものか、、、

政治、社会その他現実は人々の意識、無意識が作り出している。

かたや地獄絵図のような鬼畜や腐敗があり、かたや天国、天使のような希望の種があったりする。

あえて一言にしてみたが、この時点で、物質的な人物ないし人間性とその間である関係性と2つのレイヤーがある。

絶望的な現実は言わずもがな、マスメディアの洗脳に始まり教育、医療、農業、福祉など政治の影響で転落人生まっしぐらの国家の実態が溢れている。これは今に始まったことではないが、表立って顕在化してきたのここ数年、特に311以降隠し切れない、いやむしろ開き直って私たちの目の前に次々と現われては消えていく?、、

かたや、文化的側面では希望としか言いようのない天使のような存在が次々と現れている。物質的には豊かな世界になった故、芸能や音楽、芸術、はたまた将棋や書道、のような道の世界でも天才的な才能は明らかに今までとは次元の違う次世代が生まれてきている。

この希望と絶望の隔たりの大きさ、距離は日本は世界に群を抜いているように思う。

この要因は色々あるが、まず自然信仰といった日本という島で育まれる性質による影響は大きい。四季折々自然の変化が豊かなこの島国では、自然を受け入れ、その中で創意工夫をしながら生きてきた。日本人はDNAレベルでその習慣が身についている。

これは自然が自然である内は環境と一体化し、法と一体化するのでとても生きやすく、神の御心のままあるがまま、全てが起こるべくして起こる。ここに無理はしていないので負担やストレスがかかることはない。

が、しかしこれが不自然の中でならどうなるだろう、、不自然とは文字通り自然が不足している状態としての不自然で、人間の愚かな行為も含めて自然というとらえ方はしない。

かつては森の中、緑の中で生活していた人間がコンクリートアスファルトで固められ呼吸不全に陥った酸素の薄い世界でひしめき合っている。

この中で生きるには自然の法よりも人間の法が上位になり、自然環境を壊してでも人間の利便性、経済効果を優先させ文明は破壊の一途を辿る。

道を誤ったまま盲目に、ないしは迷いの中どこに向かうかもわからず進む、その混迷にも順応してしまう人類迷走時代。

かたや瞑想し、目覚める人々。

両極といってもいい程に隔たりは果てしなく、遠く感じる。

この極の隔たりを補完する力、いわゆる補完力が今人類に必要とされている。

言い換えれば理想を現実に変える力。である。

何が理想で何が現実か、そのへだたりの間に何があるのか、それらを解析しこの関係性に変化を与える、中心点辺りに氣を与える力。

それは問題解決する力であり、デザイン的思考から育まれる力でもある。

 

目覚めたものはもう後戻り出来ない。

現代のITが切り開いた世界は眠りから覚める人を急速に増やしている。

今後、眠る人が増えることは考えずらい。

が、未だ眠り続ける人は置いてかないでと言わんばかりに目覚める人の足を引っ張る。

巻き込まれないように注意が必要だ。

ひとまずは自らの眠っている力を目覚めさせ

川の土手から溺れる者に手を貸す事は何時でもできる。

まずは驕りに溺れぬよう